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不思議な連帯感 [なんでこ~なるの!?]

朝早めに家を出て、お気に入りの創作居酒屋さんで注文しておいたおせち料理を

取りに行きました。ところが、聞いていた時間より少し早くに着いてみたらば・・・

お店はシャッターが下りていました。(OMG)

20分ぐらい待つとようやくお店の人が来られて、ほっとしました。


さて、そこから実家に行ったのですが、途中眠りこけている間に周りの景色は

すっかり雪国になっていました。

「キレイですねぇ」と留学生くんとのんきなことを言っていたのも束の間

私の目の前でお店から出てきた車が同じ車線に入らず何故か対向車線に入り歩道に追突。

すぐ後には、溝にはまった車を目撃。

ノーマル溝なしタイヤで走っていた我が家の車は、山道に差し掛かってすぐに

蛇行運転を始めました。

主人のハンドルの切り方がおかしい・・・

「どうしたの?」

「ハンドルがきかない(ひえーーーーー)止まったらもう動けない」

「怖いから止まって~」

・・・で、端の方に寄せて止まりました。

その後、同じような状況の車が私たちの100Mぐらい前に止まりました。

チェーンを出してくるも、以前の車のものだったので寸足らずで撃沈。

JAFのお世話になろうとするも、山の中で住所も全くわからず、しばらく途方にくれました。

P1010785.JPG
「ここはどこ?」

「そうだ、携帯のGPSを使おう」と調べるも、東経何度みたいな表示で使えない。

「カーナビをつけたら?」ということで、ようやくだいたいの位置がわかりました。

JAFも私たちのような人が殺到したみたいで、全然電話がつながらず

ようやくつながってからも

「電話が殺到していますので、段取りがつきましたらまた連絡させていただきます」と

言われてから再度連絡があるまで1時間半ぐらいかかりました。

その間、次々とハンドルを切れなくなる車が前後に現れました。

主人は雪の降る中、ずっと外にいて車にぶつかられないようウロウロしていた

のですが、ふと「前の車、うちのチェーンが合うかもしれない」とチェーンを

持って行きました。

結局、合わなかったのですがその後走行不能となって私たちの前に止まった車に

持って行って合わせるとピッタリでした。

赤ちゃん連れの若夫婦で、チェーンをつけるのは初めてだったらしいのですが

主人と二人で何とかつけることができました。

何度も何度もお礼を言われ、すごく感謝され

「確か、ふもとにコーナ○がありましたよね?僕たち上まで登ってUターンして

お宅の車に合うチェーンを買って戻ってきます」と言われました。

初めは「もうJAFに頼みましたからいいですよ。サイズも合わずさびている

チェーンですからそのままつけて行って捨ててください」と言っていたのですが

本当に買いに行ってくださるというので

「では、JAFの方が早くに着いたら連絡させていただきます」とお互いの携帯番号を

伝えて、若夫婦を見送りました。

こうやって、初対面の人同士なのに、何組かの方と不思議な連帯感が生まれました。

そろそろ若夫婦が山頂かもという頃、JAFの車2台が到着し、携帯で連絡をとりました。

でも、律儀なお二人は戻ってきて「ご住所をお聞かせください」と言われました。

丁重にお断りしましたが、お互い何とか前に進めることがわかり安心して

手を振りました。



それにしても、到着したJAFの車を見てびっくりしました。

チェーンだけ届けてくださるのかと思いきや(すみません、JAFの利用初めてです)

車を積めるトラック?でした。

「ここはねぇ、上り坂だけでなく、左右にも傾いてるから車を載せた瞬間に

この車もろとも下へ倒れるかも」と想像を絶する言葉を聞いてゾッとしました。

転倒防止のために、タイヤの横からもストッパーを入れられているようでした。

無事、車が積まれた後、ふと疑問がわきました。

「私たち、どこに乗るのかな?」

答えは、道案内人(主人)はJAFの車の助手席、私たち2人は私たちの車でした。

当然のことですが肩位の位置にある荷台部分によじ登らなければ車に乗れません。

(スカート、ヒールじゃなくてよかった)

ワイヤーで固定されているとはいうものの、走るたびにガタンガタンと大きな

音がして、揺れたのでちょっと怖かったです。

P1000394.JPG
無人運転中。見える景色も高い位置からなのでちょっと怖い。

前にも私たちの前方で止まった車を載せたJAFの車がいます。

P1000395.JPG

P1010788.JPG

かくして、最初で最後であろう体験をし、通常1時間半の帰省が6時間となりました。



何年かに一回当たるか当たらないかでも、やはりチェーンは必要という教訓でした。

JAF様様、ありがとうございました。



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purerose

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
私も今回同じような体験しました!!(ブログは今だ下書き中...)
ノーマルタイヤだったのでどんなにゆっくり走っても後輪が滑っているのが解り、雪道の恐ろしさを改めて体験しました。本当に生きた心地がしませんでした。
お互い無事に年を越せてよかったですね。
by purerose (2011-01-04 00:53) 

ようこくん

pureroseさん

あけましておめでとうございます。こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします(ぺこり)
あのスリップしながらのドライブは今思い出しても生きた心地がしないのですが、本当に無事に帰省できてよかったです。
悪夢はお互い昨年に置いて来たので、今年は良い年にしたいですね。
by ようこくん (2011-01-05 12:50) 

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