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疥癬① [介護]

母が夜中にベッドから下りて転倒しました

幸いマットを敷いてもらっていたので、怪我はありません

その後、枕元にセンサーが付けられました

センサーを初めて見た私は何かわからず覗きこんだら詰所のブザーが鳴り

「センサーだったのね」と思いました(汗)



先日、母に会いに行ったら職員さんから

フロアで「かいせん」が出て、その方とお母様が隣の席なのでうつったかもしれないと

伝えられました



一瞬「かいせん」の意味がわかりませんでした

「かいせん」は「疥癬」と書きます

ヒゼンダニというダニが皮膚にトンネルを作り卵を産んで体のなかで増えていく病気です

手の指の付け根などが赤くなり、尋常じゃない痒さだとか



昔、子供が幼稚園で「アタマジラミ」をもらってきたときも

「戦時中か!?」と思いましたが、今回も思いました(苦笑)

一般に生活していると家で「疥癬」にかかったなんて聞いたこともないので

言葉も響きも日常的ではありませんが、老人の施設ではよくある病気のようです



たちの悪いのは、潜伏期間が1ヶ月ぐらいある(もう少し短いことも)ので

かかっているかどうかがすぐにわからないこと

他の人にもうつって施設で蔓延するかもしれないことです



私も「帰られたら手をよく洗って下さい」と言われたので、まずホームの中で手洗いしてから

帰り、帰宅してから再度手洗いしました


早い段階で伝えてもらったので、私は母に触れることなく帰ってきました



今はかかっても飲み薬のよく効くのが出ているので1度飲んで卵が孵化するころに

再度飲み、塗り薬を塗るそうです

お風呂は他の人(普通は5人ぐらい同時に行きます)の後に対応されるみたいです




叔母にメールを送ると

「ノロと読むの?」返事が来ました(笑)

やっぱり、日常会話では出てこない単語ですものね[たらーっ(汗)]
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特養のイメージ [介護]

4日前からエアコンを使い始めました

リビングにあるエアコンでまわりの2部屋やキッチンも冷やすのですが

リモコンの「電気代」ボタンを押すと8時間で30円ぐらいなので

丸1日つけたとしても100円ぐらいです

省エネタイプのエアコンは節約を考えずに使えるので本当に素晴らしいです



さて、母の特養にはできるだけ出かけるようにして

歩行能力の維持のために歩かせるようにしています

お部屋に連れて行って、携帯で叔母たちと話をさせるのも今まで通りできています



私の特養に対するイメージは、元々あまりよくなくて

おむつの交換は時間が来たら流れ作業、昼間はみんなでボーッと食堂で座っている

家族はあまり来ない、独特のにおいがする・・・とネガティブなものでした



においがする、に関しては少し当たっています

その人のトイレのペースまでは考慮されていないのか、決まった時間のおむつ交換以外は

においがしたらおむつを替えてもらえるって感じなのかなぁと思います

先日は、母を廊下でお散歩させているときに歩きながらしてしまったみたいで

すぐにトイレに連れて行ってもらいました

でも、気づいてもらえなければおむつの中に手を入れていたかもです

グループホームは消臭はされていませんでしたが、トイレは頻繁だったからか

ホームの中のにおいは全くありませんでした

もちろん、手の爪の中に便が入っていることは皆無でした

洗濯も2日に1回、個人別にしていただけていたので、その辺りでにおいの違いがあるのかも

しれません



その他の面では、イメージはかなりアップしました

往診は内科だけでなく、高齢者に必要な科が揃っていたり

リハビリもあって楽しみながら体力・筋力維持につなげたり(リハビリがない特養もあります)

食事も美味しそうです

それに、ボランティアさんの活動が活発であったり

長い廊下には写真や手作りの飾りでカラフルにされていたり

施設の中でアルコールの飲める「居酒屋」の日もあり、びっくりです

家族も(来ない人は来ないみたいですが(苦笑))休日には面会に来られて

食事を食べさせておられます



部屋は思い入れのあるものとかがあれば持ち込んでもよいということですので

グループホームのときのように壁に写真を貼ろうと思って色画用紙を買って来ました

DSC_6811 (225x300).jpg

借り物の部屋ですから、壁紙などを傷つけるわけにはいかないので

はがせるシールを使います


これからちょっとずつ母の部屋を明るくしていきたいと思います











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布団丸洗い [介護]

特養では布団一式全部揃っているので何も必要ありませんと言われたので

母がグループホームを退所するときに預かってもらっておいて

夜に布団だけ取りに行きました

敷布団・掛布団・夏用布団・毛布・シーツ・防水シーツ・タオルケット・・・

布団袋にも入りきらず、ダンボールにも詰めました


大きな布団袋にベルトをかけて、何度も息継ぎをしながら(笑)マンションの敷地内を

持って歩いたのですが、何か所もの防犯カメラにしっかり映ってしまったワタクシ

「もし、この数日間で殺人事件が起こったら、真っ先に重要参考人として警察に連れて行かれる」

と思いました(怪しすぎ~)



さて、この布団ですが

収納の少ない我が家には、どう頑張っても入りません

5年間、毎日使っていたので処分しようかと一瞬思ったのですが

よく考えると、この布団は娘が高校生のときにアルバイトして貯めたお金で

「冷たくて重そうな布団を使っているおばあちゃんに、あったかいのを買ってあげる」と

プレゼントしたものだったので、捨てるわけにいかないと思いとどまりました



でも、クリーニングには出したいので 「ダスキンの布団丸洗い」 をお願いすることにしました

クーポンとやらをいただいたので、表示価格より少しお安くなりました

2枚と3枚はあまり変わらなかったので、3枚コースにして家の布団も洗ってもらうことにしました



ドライクリーニングのにおいが苦手なのですが、水でジャバジャバ洗ってもらえるなら

きっと長年しみついたにおいもとれるのだろうと期待しています


ダスキンの方が来られて契約をすると、数日後に布団袋を持ってきてもらえ

そこに詰めて、クロネコヤマトさんに取りに来てもらって

2週間ぐらいで届けていただけるそうです



そのまま実家に送れるとよかったのですが、発着地は同一と言われたので

唯一そこだけが残念でした



和が家に山積みになった母の荷物と一緒に、小さなお引越しでも頼むことにしましょうか・・・

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特養入所 [介護]

母が特養に入所しました

何だかほっとして脱力の日々です(笑)




娘が、直前にウイルス性の病気にかかってしまいまさかの戦力外通告でした

当日の朝は、グループホームに早めに行って荷物を仕分けしようと思ったら

なんと、種類別に分けて袋に入れて下さっていました(感激)

叔母も付き添ってくれたのですが、特養の方が大きな車でお迎えに来て下さり

母と荷物を乗せて、私たちまで一緒に乗せて行っていただけることになりました

デイサービスの車に乗るのも初体験でした(笑)



グループホームのスタッフの方々とお互い涙目でお別れをしましたが

母はオネムの日で手すら振らず、無表情でした



特養に到着して私は部屋で荷物の整理や入所手続きなどをして

叔母が母のそばでご飯を食べさせたり相手をしてくれていました



グループホームでは、本当に手厚い介護をしていただいたのですが

特養は入所者に対してスタッフの数が少ないので、以前ほどのサービスは望めません

わかってはいるのですが、叔母は何度も「お金さえあれば前の所に戻してあげたい」と言いました

新しく明るい雰囲気のグループホームでしたから、どうしても全ての面で

比較してしまうのでしょう



同じフロアには、ものすごくしっかりした方が何人もおられて

都知事選やアメリカの政治、EU離脱の話などをおばあちゃん同士でテレビを見ながら

解説されていて、本当にびっくりしました

歩けるし、話の内容はしっかりしているし、どこが認知症なのかわかりません

母は、その方たちの中で格好の餌食?になりました

次から次へと質問を浴びせられましたが、母は答えられません

それを見たスタッフの方が、母を大人しい人のテーブルに移動させて下さいました



眠さマックスのため、寝ながらご飯を口に入れてもらった母ですが

少し落ち着いたのを見計らって、叔母と一緒に帰りました



翌日もちらっと様子を見に行ったところ、母の左手は便を触った形跡がありました

「よく寝られましたが、一度夜中に目を覚まされてオムツを下げられました」と言われたので

そのときに気持ち悪くて触ったのでしょう



私が行ったのは朝食後でしたが、口の周りは食べ物がたくさんついて乾燥していました

私が行った時にスタッフの方が来られて、口の周りに気づいて「あっ、ごめんなさいね」と

拭いて下さいました



私個人的には、その特養はスタッフの方がとてもいいと思っています

ただ、同時に思うのはどんなところにお願いしたとしても

家族が頻繁に顔をだしているか否かで、ちゃんとみていただけるかどうか

変わってくるような気がしてなりません


スタッフの方とコミュニケーションをとって、母のことを色々伝えること

要望や疑問を伝えることは大切だと思っています



幸い、フロアスタッフの方全員とお話できて、聞かれたことにもお答えできて

伝えておかないとわかっていただけないような症状なども話すことができました

入所の夜には、母は頭がしっかりして昔していた乗馬などの話を楽しそうに話したそうです


主任さんにも

「娘さんとお話しできて、とても参考になりました。お話をたくさん聞けてよかったです」と言われました



「かわいくてお上品な方ですね~、これまでフロアにいらっしゃらなかったタイプです」と言われました


新参者ですが、スタッフの方にかわいがって戴けるようにニコニコして

過ごしてもらえるといいなぁと思います


こちらの特養は、ボランティア活動や家族会などもあるようなので

私も積極的にかかわっていきたいと思います




そして、特養は布団やタオルも一切必要ないと言われました

今、我が家の一部屋は母の荷物が山積みです

どうするべ~??








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最後の行事 [介護]

母のグループホームで父の日・母の日会がありました

DSC_6707.JPG

手作りのボールとカゴで玉入れをしてチームごとに数を競ったり

みんなで歌を歌ったり

上手な人が前に出て歌を披露したりしました


グループホームにいる皆さんは認知症を患っています

ところが、昔の曲の歌詞は覚えています



そして、びっくりしたのはクイズのときでした

「犬も歩けば・・・」とスタッフの方が問うと「棒にあたる」という風に

どなたかが答えるので全問正解

難問もありましたが楽々クリアされていました



大阪の難しい地名クイズも

「中百舌鳥」(答え・・・なかもず)

「放出」(答え・・・はなてん)

など、全問正解でした


本当に皆さん、答えるときはキラキラ輝いていて答えも正解なので

認知症なのか疑った瞬間でした

不思議な病気です



会のあいだ中、ずっと傾眠していた母ですが

時々起きても、文字やボールには反応しないので

活躍したのは歌の時間だけでした[あせあせ(飛び散る汗)]



最後に、スタッフの方からひとりひとりにプレゼントがありました


毎回、行事のたびに企画・準備をして盛り上げて下さったスタッフの方々に感謝です
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特養申込で感じたこと [介護]

母の特養の申込から「入所できます」と連絡をいただくまで1ヶ月半

通常、2~3年待ちと言われながらこんなに短期間で受け入れていただいたのは

本当にラッキーだったと思っています(私の一生分の「運」を使った感じです)




一般的に言われている状況と、かけ離れた結果は何が起因しているのだろうと考えました

施設の方から受けた説明などと併せて綴ってみたいと思います



・昨年(平成27年)4月から特養に入所できるのが原則要介護3からになったことで

 それ以前に待機されていた人で要介護3以下の人が条件から外れたこと

 その理由から、申込する(できる)人が減ったことが大きい


・様々な形の介護施設が増えてきて、特養とあまり変わらないぐらいの負担で

 すぐに入所できる施設があること(困っている家族は、すぐに入所可能な施設に申し込む)


・最近できた特養はユニット型個室になっているので、意外と高い

 (個室なので(年収 第3段階で)月12~3万)けれど

個室でプライバシーも守られるので高くてもそちらを希望する人がいる






・病院が経営する特養だと医療も提供できるので、社会福祉法人が母体の特養は

 申込者のニーズに応えきれず選んでもらえない


・常時医療処置(点滴、透析、インシュリン注射など)が必要な人は受け入れてもらえない

施設が多いので、待機しているうちにそれらが必要になってしまって

入所条件から外れる人がいる



(私は直接は関わっていませんが、以下のことは裏技的かも)

・地域包括支援センターを上手に活用すると情報を得やすくなる

・特養の系列のデイサービス・ショートステイを利用しておくとつながりができやすい






以前は、あまりにも待機が多かったので要介護度が高い人からとっていたそうです

ところが、待機者が減ったことで母のように要介護度3でもチャンスが巡って来るようになった



そんなこんなを考えると、申し込んだタイミングがとても良かったのでしょう




特養の申込書類の中に、「入所選考調査票」というのがあり入所の必要性を点数化される書類

なのですが、大阪の場合は100点満点で母は65点と決して高くない点数でした

ただ、点数だけで決定されるのではないこともわかりました

私が強調したのは「グループホームの支払い(関連医療機関への支払いも含めると22~23万)を

続けていると近い将来貯金が底をつくこと」でした

面談のときに、現在の支払額を伝えると「もう、5年ですか・・・それは長い間頑張られましたね」と

共感して下さいました



今回、私の場合は経済的なことでしたが、それぞれ強調したい部分は違うでしょうから

それをどれだけ訴えることができるか

もし、待機が長期戦になるようなら何か所も申し込んで、どうしても入所させたい所があるのなら

そこには何度も足を運んで、担当の方に「状況はどうですか?」と尋ねられた方が

いいのではないかと思います




そして・・・びっくりしたことがひとつ

昨年の法改正で、特養への支払いの中の食費・居住費の負担軽減制度を受けるために

資産を調べられることです

タンス預金は調べられることはないでしょうが、貯金通帳のコピーを提出する必要があります

配偶者なしで、資産(預貯金・有価証券・国債などの資産)が1000万以下でないと

軽減は受けられないそうです

変な言い方をすれば、五つの金融機関の通帳を持っていて

三つ分しかコピーを出さなくても今はわからない

(不正が見つかればペナルティがありますのでダメダメですよ~)




特養は、施設の中で一番お安いイメージですが、実のところ入所している方の中で

1000万以上と申告して、ドーンと支払額が増えた方もいらっしゃるようです

それでは、特養のメリットがなくなるような・・・(苦笑)



1000万って・・・どうですか???

本当に適正価格と言えるのでしょうか

一見多く見えますが公務員やそこそこの企業を退職された方や

配偶者の死亡保険を受け取った方

長年コツコツ貯めてこられた方なら持っている方も多いのでは??

正直、それは裕福と言える数字なのかも私にはわかりません

我が家みたいに、親の持ち家が近い将来修繕を余儀なくされる場合には

数百万単位でお金を置いておかなくてはなりません

地価の高い地域や土地持ちの方なら、固定資産税など家の維持にもお金が必要です

そして、縁起でもないことですが葬儀費用もいくらか必要でしょう

1000万が全て介護費用ではないのです

国民年金はもらえる額が少ないからとコツコツ老後のために備えてきた方も

多いでしょうに、年金は少なく特養に入っても費用の減額はなく満額払って

貯金を大きく切り崩しって…法改正で困っている入所者さんがたくさん

いらっしゃるのではないでしょうか



それに、いつかマイナンバーで預金・証券が全部つながり

資産をごまかせなくなる日がやってくる~(笑)

お金なくて良かったよ、我が家[わーい(嬉しい顔)](喜んでいいのか悪いのか・・・)

ごまかしたくても、ごまかすものがありません(苦笑)







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特養入所が決まりました [介護]

先日、仕事帰りに携帯が鳴りました

先月後半に母の面談に来て下さった特養の方からでした

「医師との相談の結果入所可能と言われまして、個室が空きましたがいかがでしょうか」と

言われました

即答で「よろしくお願いいたします」とお伝えしました



早速、翌日には契約書類を作成しに伺い

同時進行で特養とグループホームの間で書類のやりとりや引き継ぎが行われます

近日中にお引っ越しになる予定です



叔母たち(母の妹)に連絡をすると口をそろえて

「この前の法事はとてもいいものでしたよ

 きっと、これはお父さんがお母さんやあなたのことを思ってそうして下さったのね」と

言われました


私は、お墓にビールだけではなく大好きな日本酒もお供えしたから

それが効いたと思う、とは口にしませんでしたが思いました(笑)



叔母たちは、グループホームに一目ぼれするぐらい本当に気に入っていました

それは、人が温かい、雰囲気がすごくいい、母のことをとても大切にして下さっているのが

わかるからだったのです

「お金が続くならずっとお姉ちゃんをおいてあげてほしかったけど、仕方ないわね

 お姉ちゃんがグループホームを退所した後になるけど

 スタッフの皆さんにお礼のご挨拶に伺うわね」と言われました





それにしても、特養の申し込みから入所決定まで、1ヶ月半の超スピードでした

周りを見ても聞いても、早い人で半年、長ければ何年も待ったと聞きますから

申込みをした私自身が一番驚きました



契約に行った日は、父の命日でしたので

天国から父が見守ってくれているのを強く感じました



ありがとう、お父さん







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特養探し [介護]

ちょっと真面目に長文です

先々週末に、母のグループホームに特養A(GWに申し込み)の方が面談に来られました

9年前に母の怪しい行動が始まり認知症と診断されグループホームに入るまでの

流れを時系列にしてお渡ししました

とても優しそうな方で、母に生年月日・年齢・若い時の職業・子どもの名前や人数などを

聞かれましたが、何一つ答えられませんでした

私には、母の年収(年金額)・要介護度・入所希望の理由・病歴・現在服用している薬の名前

(念のため毎月送られてくる薬局の書類を持って行っておいてよかったです)などを聞かれました


大まかには

・一般的に言われているほど長期間待たなくても大丈夫

(これは、昨年入所の条件が要介護3以上になったことも大きく影響しているようです)

・要介護3、国民年金、個室なら利用者負担段階(第3段階)で月々の支払いはMAX11万ぐらい

・常時点滴などの医療処置が必要な人は入所できない

・長期の治療などで入院になると3ヶ月で退所(少しは融通がききそうな雰囲気でした)

・老衰・ガンの末期で治療を希望しない場合、最後まで口から栄養を入れる、氷をなめさせる

 など人間らしい最期を迎えるためのケアをしてくれる

・安全のために、夜はお部屋のドアは開けて1時間に1度見回りをする(気になる症状などが

 ある場合は30分・15分と短くして対応する)

・個室の場合は、看取りが近いときは同室で家族のお泊り可能

・平日は、希望者にはリハビリ有り、内科・精神科・歯科の訪問もあり

 (今より良いかも(笑)、別料金)


少し前に問題になった施設での老人虐待の事件の話もしました

すると正直に

「ないと信じたいけれども、忘れた頃に(この方のこの場所に)どうしてアザが

 できているのだろうということが起こります

 でも、事象があればすぐに、どのような状況になればそのアザができるのかという話し合いを

 行って、該当スタッフがあれば『もう少し優しくできないか』と注意をしたり、対策は講じます

 それでも、原因がわからないこともあります

ただ、テレビで報道されていたようなひどい状況は絶対にない」と言われました

確かに、自分自身でもいつの間にか太ももに青アザができていて

「あれ、何にぶつかったのかしら」と思うこともあるぐらいですから、全てが虐待とも

限らないというのはわかりますし、本当に正直に話して下さったのにはとても信頼感を抱きました


持って行った薬の情報などを医師と相談して、入所可能かどうか連絡しますということで

只今連絡待ちです





そして、翌日は他県の特養Bに見学に行きました

こちらも、そんなに待たずに入れそうな雰囲気でした

全室個室で、とてもゆったりしたお部屋で月額12万ぐらいと言われました

昔のような広い部屋に何十人も座っているというイメージとは異なり

ユニットケアといって、10人単位でそれぞれのリビングにいてユニットごとにお世話を

してもらうというスタイルに変わっているようです

広々として明るく、スタッフの方たちも気持ちの良い挨拶や対応をされていました

こちらには、リハビリはありませんでした

説明して下さった方が仰ったひと言がすごく印象的でした

「私たちの施設を近いからという理由で選んで下さった方は、入所されても頻繁に

 面会に来て下さいます。でも、遠くても関係ない、今すぐとにかく決めたいという方は

 ほとんど面会に来られない方が多いです」

父が入所していた老健も、私が2~3日おきに面会に行って面会簿に記入すると

私の名前の前は私でした

「死んだら連絡して」という言葉を残して親を置いて行く人もいると聞きました

そのときの胸の痛みを思い出してしまいました

長い間育ててくれた親にその仕打ちって・・・(涙)



こちらは他県ですが「もし本当に入所させたいと思われたらお母様に面談に伺います」と

仰いました



そして、その翌日には(以前、特養探しをしているという話をしたので)

会社の社長が介護老人保健施設の資料を持って来て下さいました

本当に、こんな一社員に対してそこまで考えていただいて感謝感謝です

そこは、今すぐにでも入れるそうです




母、モテ期突入[exclamation&question](笑)




介護老人保健施設は、病院と家との中間的な役割の施設で

基本、3ヶ月で家に帰るか他の施設に移る必要があります

ただ、そんなには厳しくないようでもっと長くいる方も多数

最悪、関連施設に回してもらえてまた帰って来られるようです

料金は、4人部屋で6万円ぐらいでした

ただ・・・私が毎週面会に行くには交通費がかかりすぎました(1回1万円ぐらい、泣)




何ヶ所か話を聞いたり、資料を見て

施設によって雰囲気や介護の質も違う印象を受けました

特養Bで「これからたくさんの所を見学されると思いますが、スタッフが明るいか

説明をしっかりしてくれるかをチェックして下さい」と言われました(なるほど~)




とりあえず、第一希望の特養Aの連絡が来てから次にどう動くか考えたいと思います



父の時の10数年前の施設は、あまりにも流れ作業、入所している人がほったらかし

昼食が終われば、かなり大きな部屋でしっかりした人だけがテレビを見て笑い

その後ろの集団はうつろな表情で並んで座り

さらにその後ろでは、胃ろうの人が何人もベッドで口を開けたまま寝ているという

イメージでしたが、今回実際に見たり聞いたりしてだいぶ特養のイメージが変わりました

ユニットケアのおかげで、目が少しは行き届くようになっているのを感じます



ただ、個室、ユニットケアが主流になりつつある状況から

特養でも予想していた以上にお金がかかることもわかりました

うちの場合は、うまくいけば月10万ぐらい介護費用が減りますが

月々11~12万という数字は決してお安いとは言えず

医療費などの実費がさらに上乗せされるので

国民年金だけが収入の人は貯金切り崩しとなり、払えない人もいると思います

年金額、貯蓄額で受けられる介護の質が決まるという現実がそこにあります




特養見学をした後、従姉妹に会ったら毒を吐かれました

「あなたね~、そんなワンピースを着て見学に行っちゃだめよ[パンチ]

 もっと、ボロの服を着て髪の毛を振り乱して介護疲れをアピールしないと切迫感が出ていない」と



そこですか~~っ[exclamation&question]



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脈あり????? [介護]

特養の申込について・・・長文です



2月に市役所で要介護認定調査票の写しをもらってきてから実に3ヶ月も放置していました(汗)

重い腰を上げて、書類一式を記入したり

グループホームのケアマネさんに書類を書いていただいたりして

全ての書類が揃いました

ところが、ケアマネさんに計算してもらった優先度(必要度?)を示す点数が65点(100点満点)で

ケアマネさんからは「ようこさん~、低いですわ~」と言わていたので

3年待ち5年待ちどころか一生待ち??と気分は暗~くなりました


とりあえず、出さないことには話が前に進まないので

ゴールデンウィークに特養の申し込みをしました

担当者の方が電話中だったため、渡すだけで話しもせずに帰ってきました

施設の中の雰囲気や人の感じは良さそうでした


数ある特養の中で、なぜ第一にそこを選んだかというと・・・ビビビ、直感です[わーい(嬉しい顔)]

パンフレットとホームページ、ホームの新聞などの情報です

母体がしっかりしていること、スタッフの方の教育(入所されている方への愛情という意味で)が

しっかりしてそうなこと、食事に愛情がこめられているのをすごく感じたこと

そして、自転車で面会に行けることです



申し込みをして、改めて待機人数のすごさを思い知りました

「特養 待機 大阪」と検索したら出てきたのがこちらです(介護DB)

http://kaigodb.com/ranking/status_over-capacity_people/kaigo_service/103/27/


一位 871人ですよ[がく~(落胆した顔)]

その数字だけ見たら、今から申し込んでも一生無理と思うぐらいの数字です

もちろん、これにはからくり?があり、一人で何か所も申し込みをして

別に取り下げることもなく、中には待っている間に亡くなられたり

他の施設に入所されたりという方も含んでいますから実際の待機人数は

かなり減るのではないかと推測できます

でもね~~減ったところで数百人??(涙)です



申し込み後に、特養を申し込んだ方の体験談などを見ていると

「いかに必要性をアピールするか」がとても大切だと知ったのですが、時すでに遅し

私が一大アピールしたのは「もうすぐ貯金が底を尽きます」という点だけ[もうやだ~(悲しい顔)]




私が申し込んだ施設も100名以上はいらっしゃいました(とほほ)

もう、考えるのを放棄したいくらいでした


グループホームや医療費だけで毎月20数万が母の通帳から減っていき

100万円がわずか4ヶ月で消える恐怖

記帳するたびに「あとどれだけグループホームにいられるのだろう」と思うと

胃が痛くなり、最悪のシナリオを想像

最後貯金が無くなりそうになったら母を退所させて

この家に引きとり、昼間ヘルパーさんに来てもらったりデイサービスを利用しながらも

確実にできてしまう母ひとりの時間・・・

私も生きていかないといけないので、仕事を辞めることは考えておらず

(父の介護で離職して収入0で遠距離介護をしたら貧困に陥りました(教訓、苦笑))

「う~ん、これって育児放棄ならぬ介護放棄になるのかな」と考えると

悶々とするも「じたばたするのはやめて、貯金が尽きるまでに策を練ろう」と思い

申し込みしたこと自体、少し頭の中から消し去りました



でも、1か所だけではどう考えても難しいのだろうと思っていたら叔母が

「私の近くの特養も見にいらっしゃい」と言うので、アポイントをとってもらい

兵庫県まで足を伸ばすことになっています

(ただし、同一市町村ではないのでマイナス5点となります←この5点は大きいはず

 例えるなら受験生の1点が合否を分けるから5点も違えば合格ははるか彼方みたいな・・・)



そして、申し込みから2週間近く経った今日、特養の担当の方から電話がありました

てっきり書類の不備だと思ったら

「土曜日は、お母様に面会をされると書いていらっしゃいますが

 明日、お母様の面談に伺ってもよろしいですか」と言われました

「な、なんですって~[exclamation&question]



普通に考えて、何百人という申込者ひとりひとりに(申し込み直後に)面談をしに

家や施設に出向かれるとは考えにくいので

「ひょっとして、いきなり優先順位の高い位置にランクインできたのかも[exclamation&question]」と

過大な期待をしてしまいました[わーい(嬉しい顔)]



明日「いやぁ、うちの施設は全員面談させていただいてるんですよ」と言われたら

ずっこけますが、そうでなければ宝くじの1等が当たったぐらいに

ツイているのかもしれません



エクセルで作成した過去の介護データが出てきたので、つけたしてみました

必要かどうかはわかりませんが、母が一人暮らしになり認知症を発症してから今までの

経過をおおまかに理解していただけると思います(かれこれ9年と知りびっくりでした)

明日、面談のときに色々聞かれると思うので、お渡ししてみます





明後日は、兵庫県の特養見学・相談です

面談の様子のご報告は、来週になります











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介護スタッフのジレンマ [介護]

前回、グループホームの会議に出席したときに

興味深い話を伺いました



介護施設には、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホーム

グループホームなどいくつかの種類があります


規模が大きければ大きいほど、調理スタッフ、掃除、身体介助、送迎など

役割分担が決められていて、決められた部分だけをすればよいのですが

グループホームはユニットのマックスが9人のため、スタッフも人数が限られています

そこに夜勤も加わります

ということは、全ての仕事をひとりひとりができなければなりません



母のいるホームは、比較的年配の方が多く働いていらっしゃいます

全員が女性です

これまで若い方も何人かいましたが、短期間で退職されました



母のホームの場合、世間一般に言われているような待遇の悪さで辞めるのではなく

食事の用意ができないことが退職理由になっていることが多いのだそうです



認知症悪化を遅らせるために一部の入居者さんには食事の準備を

手伝ってもらったりもするので、その機会を奪いたくないので宅配給食は使わない

栄養バランスを考えた旬の食材を使ってできたてのものを食べてもらいたいという考えから

働く主婦なら作らないであろう凝ったメニューも出していただいています

入居者さんや家族にとっては本当にありがたいことです



ただ、それをできるのは学校を出たばかりの人には厳しいのです

介護を勉強してきているので、介護の部分は即戦力になるようですが…

そして、男性も食事作りの部分で難しいようです



そんな理由から、夜勤もこなせるスタッフは必然的に長年主婦をしてきた人

子育ても終わって家を空けられる人ということになるようです



ただ、そういう人たちは親の介護を抱える世代でもあり

家で介護をするために介護の仕事を辞めるという何とも皮肉な流れになるそうです



親をみていただいている家族としては、慣れたスタッフさんに

ずっとお世話になりたいと思うので、グループホームのこの裏事情

なんとかならないかなと思います




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